人形峠とウラン
さて、ようやく人形峠。
と思ったが、その前に「妖精の森 ガラス美術館」なるものがあり、そちらに寄り道。
これは町営施設なのかなあ。なんでもウランガラスの作品展示と工房があるのだそう。ウランガラスとは、微量のウランを含んだガラスのことで、紫外線を当たることで光るのである。エミール・ガレの作品もあったが、まあ、なかなか面白い。
ただお土産で売っているものの高いよね。小さな一つ6000円くらいから万を超えるのだもの。
さて、そこを通りすぎて、ようやく峠に登る。今や鳥取に抜けるにはトンネルがあるので辺鄙な道を登るのだが、その峠付近には原子力機構の大きな施設がある。そして「人形峠アトムサイエンス館」などと名を打った原子力の解説・宣伝施設がある。土曜日だからか、わりと子供連れも来ていた。
ただ、あまり人形峠や日本の原子力開発の歴史については触れていない。単に写真パネル展示で済ませているのが残念。ゲームなどで原子力の説明することには力を入れているのだが……。
それでも、ウラン鉱石の展示はされていた。なんでもウランを含む鉱石は200種以上あるそうな。
暗いところでみると、こんな感じ。これが路頭で落ちていたら採集したいと思っていたのだが、無理だなあ。原研施設は入れないし。せめて露鉱床を見てみたかったのだが。
で、記念碑だけ。
回りはスギ林であった。きっと、このスギは巨大に育つに違いない(笑)。その木材には放射線が含んでいるから、それで家を建てたら人間も巨大化したりして。もしかしたら、家が光るかもしれん(丸ごと偏見)。
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