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森と林業の本

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2023/06/15

ジンのような焼酎?マーガオの秘密

ふと店先に並んでいたお酒。「CHILL GREEN チルグリーン」。ワインボトルのようなデザインだが、不思議なポップがついていた。

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ボタニカル系焼酎」。なんじゃ? スパイシー&シトラス風味 とあるが、香辛料マーガオ使用ともある。シトラスとは柑橘類の香りだが、マーガオとは?そもそもボタニカル系とは何か。焼酎だろうに。

ただ酒類でボタニカルというのはジンでよく使われる。つまり植物性の何か(果実、樹皮、葉……)をアルコールに浸透させエキスを移すものだ。ということは焼酎に植物質のものを浸透させたということか。それがマーガオ。ではマーガオとは?

ちょっと検索してみると、台湾などで使われるスパイスだが、「馬告」と記し、山胡椒とある。日本の山椒とか、中国の花山椒とは違うものらしい。クスノキ科ハマビワ属の植物で、台湾原住民のレアなスパイスとある。ただし、Amazonなどでも販売しているから、日本でも手に入れるのは難しくなさそう。

Photo_20230615174401マーガオ。(Amazonより)

メーカーは鹿児島の焼酎メーカーなのだが、焼酎は芋ではなく麦という点も面白い。ともかく焼酎にマーガオを漬け込んだらしい。が、果実酒でもない。香りづけなのか。

まあジンと同じだ。でも、あえてクラフトジンとはせず、ボタニカル系焼酎とは。なかなか潔い(笑)。アルコール度数は25度と一般的な焼酎で、ホワイトリカー(焼酎甲類)より低い。

ジンの場合は、ジュニパーベリー(ネズの実)が欠かせなく、それに柑橘系のボタニカルを使うのが基本だが、最近のクラフトジンはまったく違うものも入れている。日本産の場合は山椒を入れる場合もある。なおアルコール度数は高め。40度前後から46度以上もある。実は、私が今味わっているのは60度というとてつもないジン。ストレートでは飲めないよ。

このチルグリーンは、炭酸割りがオススメになっていて、炭酸2で割るとマーガオのレモングラスか柑橘系の香が際立つ、炭酸4で割るとさわやかなラムネのような味わい、とある。

さっそく試してみた。まず2で割る。たしかに柑橘香と言えばそうか。しかし、さして強くない。4で割ると……う~ん、ラムネのようとあるが、まさに清涼飲料水のよう。だいたい4で割るとビール並の度数だ。結局、私はほとんどロックアイスに炭酸はほんの少し。そのまま飲むのが美味しいと感じた。度数は日本酒並かなあ。

これはこれで楽しめる。今度、マーガオを購入して自家製のボタニカル系焼酎をつくってみようか。

ちなみに、最近私のお気に入りのジンの飲み方は、カルピス割り。実はマンゴーカルピスなるものを手に入れた。

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もともと昨年見かけていたのだが、その時は買わずにいたら、その後どこを探してもないのだ。何か不祥事?で引き上げたか、まったく売れなかったのか。。。と思っていたら今年は再び並んでいる。さっそく購入した。で、ジンに少し垂らして飲むと、なかなかのカクテルになるのであった。甘み酸っぱみがジンとよく合う。マンゴーの香りもジン向きかもしれない。

今夜はチルグリーンにも垂らしてみようか。

 

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