巨木の森ふたたび
川上村に山登り……というか、山歩き、森歩き。
そこで見たもの体験したことは、また改めてだが、そこまでの道筋に想定外のものを見てしまった。
これ、1本1本が樹齢200年から250年、もしかしたら300年に達していると見た。直径は全部1m超え。吉野杉は見た目以上に年を食っているww
それが数百本は並んでいるのではないか。
さすがに、これだけの巨木は川上村でも少なくなっている。以前、わりと人里に近いところにあったのだが、伐られてしまった。が、人目に触れないところにまだまだあるんだねえ。壮観です。ようするに、これは人工林だからね。単木で300年以上、400年を超える木というのもあるが、これだけ文字通り林立していると、別の驚きがある。
ちなみに林床がきれいだ。まさかこの林齢の森で下刈りはしないから、シカくんのボランティアだろうか。舌刈りとか。
そして、もう一つ。
車を走らせていると、突如飛び出したものが。これがシカなら珍しくないしクマなら怖いが以前見たことがあるのだが、なんとカモシカであった。実は、カモシカを奈良県では見たことがなかった。昔、カモシカを観察しようと山にこもったことがある。全然見つからない(> <;)。当時と違って今はわりと数も増えて見やすくなっているのだが、改めて見つけると、やはり感激。大急ぎで写真を撮る。
行けば、何かと出会えるのであった。
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