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森と林業と田舎の本

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2023/08/03

改めてGHQの勧告どおりにしろ!

訳あって、「林業技術」誌の1950年6月号を渉猟する日。

Img_20230803122116

ここには「カーチャー・デックスター勧告~日本に於ける民有林針葉樹林の経営」という論文が掲載されている。

これって、GHQ、つまり進駐軍総司令部の報告の翻訳である。

Img_20230803122208

目次を見てもらえばわかるが、進駐軍は、林業の専門家(カーチャー氏とデックスター氏)を呼んで、日本の林業事情を調査させているのだね。37日間かけて日本の林業地を周り、北海道などは飛行機で視察したらしい。

このことは私も以前に紹介したことがあるし、拙著にも何度か取り上げた気がする。少なくても『森と日本人の1500年』にはしっかり取り上げている。

まあ、私が改めて読んだのは別の用件があったからだが、それとは別に感心する。こんなに見事に日本の林業事情を分析していたのか。そして、戦後すぐの日本の森はこんなに荒れていたのか。

ここで詳しい内容には触れないが、「勧告」とあるように、日本のあるべき林業の姿を提言しているところが白眉。それは……

ちゃんと施業案をつくれ!
施業案をつくるための現場の資料の精度を高めろ!
不確実な面積平分法を排して、材積、成長量及び齢級配置を重視しろ!
最終の経済目的として用材生産を高めろ……伐期をもっと延ばせ!
日本の固有事情に合致するように改変せずして、ドイツ林業の方式を盲目的に採用することを止めろ!
より早くからより強くより回数多く間伐を繰り返して材積成長を増大させよ!
急傾斜の皆伐を止めろ!
群状択伐を採用しろ!
皆伐跡地はただちに造林しろ!

……ああ、全部写すのかいやになった。ほかにもいっぱい勧告しているよ。そして、大部分が今でも通用する。ただドイツが皆伐一斉造林するのは、平坦な地形で可能だからだ、とあるが、そのドイツは今皆伐を止めているよ。て、日本は戦前の皆伐こそ少なかった(戦中に大規模にした)のに、今は大展開中。

とりあえず、70年以上前の「勧告」を、今からでもいいからすぐ実行しろ!!

 

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コメント

今にも通じる勧告ですね。少し字が潰れて読み難いのですが…
皆伐再造林止めろ!ソーラー発電の為の大規模森林伐採止めろ!花粉症対策の為の資源の無駄使いの杉20%伐採止めろ❗️…って書いてありますよね?

GHQの勧告ですから、当然「伐期は80年以上にしろ」
「バイオマス発電のために木を伐るな」
「メガソーラーのために森を伐るな」
「花粉症など存在しない!」
「ロシアはウクライナに侵攻するな」

……等々、書いてあります、はい。

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