「サザエさん」4コマ漫画の 吹き出しコンテスト受賞作
林野庁が、「サザエさん」の4コマ漫画を使って、こんな催しをしていた。
サザエさん一家の“もりのわ”話吹き出しコンテストを開催します
~漫画「サザエさん」の吹き出しにセリフを入れよう!~
そして、このほど受賞作の発表があった。
「サザエさん一家の”もりのわ”話 吹き出しコンテスト」の受賞作品を決定しました
4作品が選ばれている。
読みにくい? そうでしょ(^^;)。詳しくは、リンク先から開いてほしい。
林野庁長官賞受賞作品(ア)
林野庁長官賞受賞作品(イ)
みどりの感謝祭運営委員長賞受賞作品
長谷川町子美術館長賞受賞作品
コンテストは今回が初めてで、7歳から93歳まで計1759作品が集まった。特に16~18歳の応募が多かったそう。
私は、正直……どれも笑えなかった。。(´Д`)。
伝えたいテーマとは別にクスリとでも笑えないと漫画としては辛いね。どんな選考をしたのだろうか。なかなか厳しい。かろうじて、多少の毒とオチがあるのは長谷川町子美術館長賞作品かなあ。
セリフ内容には、次のようなものを入れてほしかったそうだ。
〇日本が森林やそこに育まれる生き物に恵まれていることを伝える内容
〇森林の恵みである木々を「伐って、使って、植えて、育てる」循環利用が大切であることや、そのためにどうしたら良いかのアイディアを伝える内容
〇森林に木々を植え、手入れをしていくことが大事であることや、そのためにどうしたらよいかのアイディアを伝える内容
〇木を暮らしに取り入れたり、木を使って建物を建てること等が、森も暮らしも良くする「ウッド・チェンジ*」のアイディアを伝える内容
※身の回りのものを木に変える、木を暮らしに取り入れる、建築物を木造・木質化するなどの木を利用することにより持続可能な社会にチェンジする行動
なお応募作には、「木を切るのが良くない」という表現が多かったというが、10代には、そうした認識が強いということだろうか。。
ちなみに用意された4コマ漫画は3種類あるのだが、真ん中の一つは受賞作には選ばれなかったみたいね。木を倒すという、もっとも林業に近い図柄なのだが。吹き出しを入れるのが難しかったか、事前検閲で落としたか?
まあ、カミナリの鳴る中で伐採しちゃイカンよ、なんてというと白けるけど。
内容より笑えるかどうかとか、オチがあるかどうかを選考基準にしてほしかったよ。もっとも今どきの「サザエさん」漫画が笑えるのかと言われると、ちょっと口をつぐんでしまうのだが。
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