400年生スギの切り株の秘密
Yahoo!ニュースでも紹介した川上村「歴史の証人」の伐採。
この切り株の写真をよく見てほしい。違和感を感じる人はいるかな? あれっ、なぜ?と思ったら、貴方も林業通。そして違和感のある切り株になっている理由がわかれば、吉野林業の世界に肉薄できるかも。
角度を変えて何枚か。
なお、この400年スギだけでなく、ほかの地区でも見かける。こちらも樹齢300年くらいはあるスギの切り株だが。
ヒントは、吉野の伐倒は、山側にするのが普通。
そう、通常なら倒す方向に受け口をつくる。吉野なら山側だ。ところが、この写真の切り株には受け口が見当たらない。谷側の切り込みも、受け口らしくない。
実際に伐採直後の写真をお借りした。
ちゃんと山側に受け口がある。そして、そこに倒した木が引っかかっている。まさに吉野の正統な伐り方。それが、今では切り口の形が変わってしまっている。
なぜでしょう。実は私も以前から不思議だったのだ。そして折に触れて関係者に尋ねた。
すると、切り株に残る根っこの部分の木材は、太い上に年輪も密で彫刻材料などに重宝されるとのことだった。だから切り取って販売対象になるのだそうだ。これも吉野材ならではだろうな。
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