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森と林業の本

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2023/09/12

植物は痛めつけられると悲鳴を上げる

こんな論文がある。

Sounds emitted by plants under stress are airborne and informative 

これを機械翻訳すると「ストレス下で植物が発する音は空気中に伝わり、情報を提供します」となった。


私なら「植物にストレスを与えると、悲鳴を上げます」なんて意訳してしまう(^^;)。

研究したのは、イスラエルのテルアビブ大学の学者だ。要旨にあるのは、ストレスを受けた植物は、色、匂い、形状の変化などの変化を示す。とくに超音波を発することから、植物の種類と状態を明らかにできる。そこで植物の脱水度や傷害などの状態を把握することに成功した……。なかなか緻密な実験を繰り返したことが論文には掲載されているが、じっくり読むのは辛い(^^;)。

ただ、そこにあるのは、植物も外敵などから痛めつけられると、そのことを信号として発信するということだ。それは「悲鳴」と言ってもよいのではないか。

草木のストレスの最たるものは、切り取られることだろう。生存が脅かされるのだから。
これまでも植物が害虫などに葉をかじられると、揮発成分を発出して周りに危険を通知する、といった研究がされていたが、この研究によると超音波の悲鳴を上げていると私は解釈した。

化学成分の飛散ではなく、音という物理的発信であるのは興味深い。これを聞いた周辺の植物は、警戒を高めるのだろうか。

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このツユクサは泣いているだろうか。花を愛でるために切り取ったが、実は強いストレスで超音波悲鳴を上げている……。

これを突き詰めると、花の採集はできないし、野菜も食べられないよ。ベジタリアンも困ってしまう。



 

 

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