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森と林業と田舎の本

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2023/10/03

吉野貯木場に並ぶ製品

吉野の貯木場を歩いた。吉野町で製材所や原木市場などが密集した地域で、昔は水中貯木場、つまりプールも3つあって、吉野川からの運河まであった地区である。

そこで私が撮った製材の山の写真をチェックしていて、我ながら笑った。

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さて、私の興味はどこに向いていたのでしょう(^^;)。

みんな、コワ、端材である。背板ばかりである。これが吉野林業の特徴なのだ。

褒めているんだよ。

背板は、割り箸のほか小物の木工品や内装材になる。そちらの方が高く売れることもあると聞いた。大径木ばかりを自慢しているのが吉野林業ではじゃない。
徹底した木材利用が、収益性を高める。まだ現在の吉野にも、その名残を感じた。

 

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林業・林産業」カテゴリの記事

コメント

こういう背板をちゃんと利用しているのはさすが吉野ですね。戦後に製材加工を始めたような地域では、こういう背板を使わない。そうすると逆にこれだけ端材が出てくるということは、歩留まりがかなり悪い。だから柱挽きは倒れるなんていう言説がまかりとおる。と言っても新興地が吉野を真似るのも無為な話なので、そういうところは合板で頑張るしか無いんでしょうね。無駄が少ないし、桂剥き後のコアも杭として利用価値があるので。

吉野町および周辺の下市町などには木工関係の事業所が多くありますからね。ただ昨今は次々と廃業していて、先行き不透明です。

林業関係者も、「吉野は大径木」なんて思い込みがあるためか、対策をそちらに向けてしまう。本当に必要なのは、どんな木っ端も商品化(それも高額商品)してしまうアイデアと技術力、そして営業力です。
その点を勘違いすると、将来どうなるか。

長年東吉野村の林業・木材産業を見てきましたが、最初に製材所がなくなり、小川の市場がなくなり、和室での需要がなくなってしぼ丸太と磨き丸太屋ががつぶれ、今残ってるのは,割りばし屋とかまぼこ板屋さんだけ。これもこわを中国に輸出して割り箸を輸入しているので危ない。家具屋さんがすこしがんばっていますが、先行きとても心配です。もう手遅れかもしれません。

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