森林現況2022を見る
林野庁が、こんな統計を発表していた。
リンク先を見てもらえればよいのたが。
面積は、ほぼ変わっていない。蓄積は、55億6000万立方メートル。前回調査時(2017年)は、52億4000万立方メートルだったから、あきらかに増えている。ただし、人工林が大半のようだ。天然林は、太る余地は少ない。
この齢級別の蓄積を見ても、増えたのは人工林。このまま太らせれば、長伐期になるのに。
若干面白いと思ったのは、面積で伐採跡地を「その他」に入れていること。以前、別の統計で「伐採跡地も(再造林するから)森林に含む」というただし書きを読んだ記憶がある。今回は分けてくれた。
その面積が138万ヘクタール。ここには未立木地や竹林も含むので、伐採跡地がどれだけなのかわからない(ここをちゃんと示してくれたら親切なのに)が、どう考えても過半は超えているだろう。70~100万ヘクタールぐらいと考えてよいか。また植えていても樹齢3年くらいまでなら、生態系は伐採跡地と同じ扱いをしてもよいと思うが。。。
ともあれ、こんな統計からいろいろ考えてみてもいいんじゃないか。
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