不可解?タンコロのお値段
短くて製材などには向かない丸太をタンコロというが、その製品化を頑張ってほしい。そうした「端材」をいかに高い商品にするかが、林業の実入りを増やす要諦だと思うからだ。
最近は、スウェーデントーチという名で呼ぶ商品をよくホームセンターで見かける。これ、昔は木ろうそくとか、樵ロウソク、切り株コンロとか、いろいろ呼び方があったはずなんだが、なぜか最近はスウェーデントーチが広がっているよう。意味わかりにくと思うのだが、オシャレなんだろうか。昔から、私は記事にしているね。
木ロウソク・ボイラー
スウェーデントーチ?
だいたい使い方は、丸太をそのまま燃やしてコンロのようにするわけで、キャンプの際に楽しめる。そのまま鍋やヤカンをかけることもできて実用的だ。火力も結構強く長持ちもする。私が試したところ数時間は燃え続けたよ。(ただし自家製だが……。)
これで880円とは、なかなかである。木は、多分スギだと思うが、切り目を入れて乾燥させるだけだ。林業家の小遣い稼ぎになるのではないか。
が、驚いたのは、その横だ。
これ、ヒノキの薪割り台とある。切れ目も何も入れていない、タンコロそのもの。(まあ、表面は磨いたようにツルツルしていたが。)
それなのに値段は980円。スウェートーチよりも100円高い……。ヒノキだから? それは多分印象操作だ(笑)。値段設定が謎。
そもそも、この小さな切り株の台で薪割りする人がどれほどいるのか。いや、キャンプブームだからなあ。。。。
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