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森と林業の本

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2023/10/20

アメリカのクマ対応マニュアル

このところ、クマの猛威が連日報道されている。とくに酷いのはツキノワグマが出る秋田や岩手だろうが、北海道でもヒグマの出没は増えている。町に出てくるところから一歩進んで民家の敷地内まで入り込んだり、もはや緊急事態だ。

こうした自体において対応はいろいろ模索されているようだが、一般に通じるマニュアルがないようだ。そんなときに見つけたのが、これ。

『非致死的なクマ管理技術の手引き_日本語訳』の公開について 

カナダの市民団体がつくったというマニュアルだが、それを日本の<Bear Smart Japan>(団体というよりプロジェクトと記されている)が翻訳したものである。

タイトルどおり、クマを殺さず人間との共存をめざしたもののようだが、実は目を通すと銃器も使用するし、必ずしも非致死的とも言えない。ただ、できる限りクマを人間社会に近づけず、追い払うという思想で成り立っている。私は、分厚いので全部を読み切っていないが、とりあえずパラパラと目を通した。

Photo_20231020162201

扱うのは北米に生息するグリズリーとクロクマだ。グリズリーは、ヒグマとほぼ同種。クロクマはツキノワグマよりは大きいが、近い種類で森林性なので生態もツキノワグマと近そうだ。それぞれの対策が日本でも対応できる。

Photo_20231020162701

なかには日本ではできない手段もあるが、わりと参考になるかと思う。完全な駆除以外では、忌避剤によってクマに痛い目を合わせて人間社会に出てこないようにするのが基本のようである。

クマで悩んでいるのなら、まず読んで損はない。ちなみに近畿の山でもクマは出没している。東北ほどではないが、最近は山に入るのに緊張を強いられて、何かと準備が必要になった。

 

 

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ナラシカ・動物・獣害」カテゴリの記事

コメント

日本のマニュアルでいくと、こんなのを見つけました。
https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/

お、ありがとうございます。
これは環境省のものですね。端的に書いていますが、これで対策を採れるかというと……ちょっと心もとないなあ。

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