ニューギニアで噴火したウラウン火山を訪ねた記憶
日本時間の11月20日(月)午後、パプアニューギニアにあるウラウン火山で規模の大きな噴火が発生したというニュース。
日本のニュースは、この大噴火で高潮・津波が押し寄せないかという点に絞られているようだが、そちらの心配は今のところなさそうだ。もっとも火山噴火という点では、もっとも被害が心配なのは現地住民だろう。
実は、私にはこの火山の記憶がある。もしかしたら、その山麓を訪れたことがあるかもしれない。今から40年くらい前のことである。(´_`)
ただし、私の記憶ではウラウン山ではなくウラワン山、双子の山がウラモナ山なので別かもしれないが……。
ニューブリテン島の北岸には、火山が並んでいる。上記は煙の噴く山々。
ウラウン火山は、パプアニューギニアのニューブリテン島にある標高2334メートルの火山である。富士山のようとあるから、上記の(私の記録では)ウラワン山と同じではないか。高さも同じ2300メートル級。ラバウルの火山が母山と呼び、こちらは父山なんだそうだ。
パプアニューギニアで最も頻繁に活動する火山の1つで、1970年代から噴火を続けている。2019年には大規模な噴火が発生して噴煙が高さ1万9000メートルに達したことが話題になった。
そして山麓を訪れると、火砕流に襲われた森があった。
溶岩も壮大に流れたそうで、付近の森も村も焼けていた。写真は、溶岩に飲み込まれて焼けた大木。
なぜ、私はこんなところを訪れたのか? 一つは溶岩洞窟ができていないか、という聞き込みだったが、こちらは不発。もう一つは伐採現場を訪ねること。そう、南洋材のふるさとなのであった。
こんな直径2メートル級の大木を切り倒して、ブルドーザーで運び出す。
これが集材場。
今は日本企業も撤退してしまったが、森はどうなっているかなあ。
火山ニュースから不意に思い出した昔話であった。
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