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森と林業の本

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2023/11/24

平城宮跡のコーンは奈良デザイン?

平城宮跡の公園を歩いてきた。そこでオギ(ススキの仲間)の群落を観察するのが目的だったが、もっと面白いものを発見。今日は、先にそちらから。

で、面白いものとは……コーンだ。三角コーン、カラーコーンと呼ばれる、工事現場などで区切りをつけて「この中に入らないでくださいね」的な印とされるコーン。たいてい赤く染められたプラスチック製の無粋なものなのだが。

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見よ。このコーンを。おそらく竹製。なんとおしゃれな。奈良時代の人がつくっているのか、とか思ってしまった(笑)。手づくり?と思えるほど細かな細工物げある。コーンだけでなく、その上に渡しているバーまでおしゃれ。

いやあ、こういうのを見ると工事現場も楽しくなりますね。ただし、まだ数がないらしく、見つけた設置場所は数カ所に留まる。値段も高いだろうなあ。しかし、仮にも国立公園であり、特別史跡であり、何より世界遺産なのだから、こんなところに気を配るのはよろしい。

また、こんなコーンもあった。

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これはおしゃれというほどではないが、デザインに一味加えている感がある。合わせて奈良デザインとでも呼んでおこう。奈良の町は、意外とこんな小さなブツにこだわりがあるように感じる。東大寺のトイレなど、木製格子戸ですぞ。

20231124-150300

まあ、従来のカラーコーンもあるのだけどね。少しずつ予算をつけて竹製に変えて行ってほしい。施設の格というのは、こんなこだわりから決まるのだから。

 

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

こんにちは

竹製のコーンですが、以前、東大寺の寺務所のあたりでも見かけました(たぶん今でもあったと思いますが)

以前ツイッターに載せた写真がこちらです
https://twitter.com/naraphoto2010/status/1189810914981105665

金銭的には大変でしょうが、こういうところでは積極的に使って欲しいですよね

竹製のロードコーン覆いは「和コーン」という商標名もあるそうで、京都に本社のある会社が開発したらしいです、京の街のあちこちに設置例があるそうで、関東でも見かけたことありました
こういうのも放置竹林対策の資源活用の一助になったりはとか思いましたが、開発したと思しき会社のホームページ見たら生産国ベトナムと書いてありました、モノは輸入らしいです

平城宮跡だけでなく、東大寺にもあるのか、さすが奈良! j思いかけて,なんだ京都の会社かと敵愾心を抱き、さらにベトナム産となると……(泣)。

まあ、景観面で努力したとしておこう(^^;)。
手づくりでは相当高くつくだろうとは思いましたが。

重さはどうなんでしょうか。

少し前備前市にいって甕とかみてきましたが重いし壊れるしで、そら、ポリバケツやステンレス容器に負けるわなあ、と思いつつ手触りをたのしみました。

このコーンは触っていませんが、もともとコーンは動かないように底部に重りが入っていますからね。
壊れやすいのは困るけど。

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