無料ブログはココログ

森と林業の本

« 新年初登頂と横に伸びるツル | トップページ | 北京が国家森林都市! 日本では…… »

2024/01/08

里山NPOも高齢化時代

生駒山の一画には、NPOのつくったビオトープがいくつかある。

里山復興とか、自然回復といった名目で、里山で遊ぶ団体のこと(^_^) 。場所は、雑木林や棚田・段々畑など。メンバーは、だいたい中年から会社生活からのリタイヤ組。あまり若い人は見かけない。行政側も積極的に結成を助けている面もある。私も、多少は関わった。

まあ、行政側からすると、里山が荒れてきたのを多少とも食い止めたい気持ちはある。しかし、行政で行うには金もないし、手も足りない。一方で中年の生きがいとか生涯学習とか、いろいろ理由はあるにしても、時間はあるが何かすることが決まらない人々がいるし、里山環境を守りたいという発想もあるのだろう。行政にとって、彼らを放置すると、よろしくない。この両者を上手くマッチングすれば、里山保全のNPOが誕生する。

そんなグループが手がけているビオトープを先日訪れたら、こんな状態。

3_20240108204701 2_20240108204701

冬だから活動をお休みしているのか。動植物が姿を消す時期である。が。

なにか荒れている気配(^^;)。イノシシが歩き回って泥浴びした形跡があるし、水も抜けている。

本当は冬の里山も、いろいろやることあると思うんだけどね。寒い中に体を動かすことも楽しいよ……と勝手なことを思う。私はもっぱら自宅の庭をビオトープにしているのだけど、何をするか考えるのは楽しい。

しかし、NPOが結成されて20年以上経つからな。当時の中心メンバーは80歳前後になって本当のリタイヤだろう。上手く代替わりして、若い人が入っていればよいが、NPOとは、学校や会社のように自動的に新入者が入る団体ではない。積極的な募集をすべきだが、試しに参加しても、自由なだけに意見が会わなくなるとすぐに姿を消してもよいわけだ。

かくしてNPOの高齢化が進むと、活動も停滞する。ときに完全消滅もあるだろう。

中山間地、山村などの過疎高齢化が指摘されるが、住民が消えるだけでなく、こうした団体も消えるのが末期症状かもしれないね。

いや、春がくれば、またメンバーが集まって、再びビオトープに手を入れだすのかもしれない。疲れない程度に。何事も、持続可能な世界は難しい。

« 新年初登頂と横に伸びるツル | トップページ | 北京が国家森林都市! 日本では…… »

生駒山中・身近な自然」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 新年初登頂と横に伸びるツル | トップページ | 北京が国家森林都市! 日本では…… »

May 2024
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

森と筆者の関連リンク先