新年初登頂と横に伸びるツル
恒例の宝山寺初詣。三が日の規制がかかるほどではなくても、なかなかの人手だったが、とりあえず無事に参れた。恒例のおみくじも引いた。
さて、これでオシマイではない。実は、宝山寺から生駒山頂をめざすことにしたのだ。できるだけ人に会わないように。私は、登山中に他人には会いたくないという性向で、いつもルートに悩んでいる。今回も古道を選んだのだが、どうも前方から人の気配を感じて、横にそれた。つまり、道なき森の中に分け入った。
そして、ブッシュをかき分けて進むことに……。新年から何をやってるんだか、と思いつつ、これぞ新年!と思わぬでもない。
森の中をかき分けて進むと、いろいろ発見する。
これは、行く手をふさぐツル植物。これ、どこからどう伸びているのか。通常はほかの木に巻きついて上に伸びていくのがツルのはずなのだが、ここでは横に伸びて、ようやく巻きつく相手を見つけたかのよう。なかなかへそ曲がりのツルであった。でも、横に彷徨して、ようやく、これぞと思う木を見つけて巻きついたのか、と想像すると、人生の横道をにそれつつ、生きる道を発見したように感じて、親近感が湧いたのであった。
ああ、ブッシュを抜けて、ちゃんと生駒山頂にはたどり着きましたよ。
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