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森と林業と動物の本

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2024/01/05

脳は働くのが嫌い~「脳の闇」

新年である。世間も動き出したようだから、私も腰を上げようかと。。。

年末年始に読んでいる本が、「脳の闇」(中野信子著 新潮新書)。

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実は、まだ読み終えていない。自分語りがわりと多くて、難渋している。しかし、ピンポイントで納得した点がある。
それは「脳は働きたがらない」ということだ。

脳は人間の肉体の数%の重さしかないのに、エネルギーの5分の1から4分の1も消費しているそうだ。ブドウ糖は18%、酸素は25%も。言い換えると、極めて燃費が悪い。動かすと、早くエネルギーを消耗する。だから、なるべく動かしたくない、働きたくないそうである。

脳が働くということは、考えるということだ。しかし、その特性を活かしたくないのである。人間が他の動物と違うのは、脳が発達して考えることだとされている、ホモ・サピエンス(賢い人)の由来だ。その結果時間という観念を持ったことや、他人との共感性などもありそうだが、とにかく、その根本の脳の機能を、発揮したくない、働きたくないとは!

私は、以前より人の行動原理に興味があった。何を持って人は行動するのか。極限まで詰めれば生存するためだが、そのために必要な選択肢は、損得感情ではないか。得をすることは自分の生存に有利になるからだ、と思ってきた。……ところが、現実社会の人間の行動はそれでは割り切れない。損をすることを選択するケースが多い。

まあ、こんなことを考え出したのは、林業家や木材業者の不可解な行動があるのだが(^^;)。高い値をつける相手に売らない、木材価格が下がっているときに増産する、成長するまでに注ぎ込んだ投資額を計算に入れず安売りする、……ようは合理的な森林経営をしない。プラグマティズム(実用主義)も労働価値説も当てはまらない。

そこではっと目が覚めたのは、行動経済学である。ようは心理学的に損得を無視した行動を取る理由を解きあかしたノーベル賞受賞の研究だ。これだ!と思ったのだが、さらにその心理に陥る人間の生理的欲求は何か……と考え込んでしまった。

それがわかったのである。そうか、脳は働くのが嫌いなんだ。だから楽な他人のいうとおりに動く方を選ぶ。騙されてもよい。考えずにすましたい。複雑な状態を理解したり、わからない状態を維持するのはアイドリング状態みたいにエネルギーを消耗するから、短絡思考に走る。なんでもいいから結論を出して安心する。それで陰謀論にハマる。宗教にハマる。イデオロギーにハマる。カリスマを妄信する。将来の大きな利益を捨てて、目先の利益に走る。

納得した。これで私は考えこまずに済む。はあ~、楽になった。もう考えすぎて脳を消耗させるのはオシマイだ。

これが2024年初頭の私の結論であった。

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コメント

久しぶりにコメントさせていただきます。いつも楽しく拝読しておりました。
なるほど…将来の豪雨災害による土砂崩壊など気にせず大面積の皆伐をしたり、補助金請求の事務処理が面倒なので将来を見据えた間伐をしないのも全部脳が働きたくないことが原因でしたか。納得しました。さあ、2024年も熱が出るほど脳を働かせましょっと!

そんなに脳を働かせると、体力も消耗しますよ。だらだら過ごすのが一番です(^_^) 。

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