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森と林業の本

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2024/01/18

木材輸入額1458%増!

林野庁の「モクレポ」1月17日版を見ている。

2023年11月の木材輸入額(丸太)の表を見て、ウッ!とうなった。

木材輸入額が、前年同期比1458%になった国がある\(^o^)/。

それは……パプア・ニューギニア。

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ま、ようするに前年は1000立米しか輸入していないのに、23年11月は1万4000立米輸入したということにすぎない。14倍になったわけだ。

単なる数字のお遊びみたいなものなのだが、なぜ私がここに目を止めたのか。

実は、かつてパプア・ニューギニアの木材を伐採して輸入している現場を訪れたことがあったからだ。何週間か滞在してお世話になった。

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あの頃は、よいか悪いかは別として、バンバン伐って、バンバン輸出していた。それが、ここまで減っていたのか。私がお世話になったあの会社の支配人は現地人に殺されてしまい、撤退している。撤退に関するトラブルに巻き込まれたとも聞く。

パプア・ニューギニアという国は、なかなえ難しい。民族紛争も絶えない。だから輸入も途絶えたのだろうが、今回はスポット的に輸入したケースがあったのだろう。丸太輸入自体が流行らない時代だが、南洋材華やかなりし時代であった。そういや当時は韓国人が買いに来ていた。買いつけに来ていた張さん、どうしてるかなあ。

ところで、合板用だったラワン材が、最近では銘木扱いされているそうだ。あの木肌を好む人もいるのだろう。ニューギニアの木材はもっと緻密だったと思うから、すごい銘木になっているかもしれない。

そんなことを、1458%という数字から思い出したのであった。

 

 

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