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2024/02/20

「花粉症対策、何が正解?」をアンケートで

以前も紹介したが、Surfvoteという世間の問題点を指摘して、その解決法をアンケート形式で投票してもらう仕組みがある。

私は、以前「クマの獣害対策」について執筆したが、今回は花粉症対策について記した。

花粉症対策、何が問題?

政府の、主にスギ林2割伐採による花粉症を減らす対策案に関しての事実関係を指摘したうえで、その対策の現実性を疑うとともに、それなら何ができるかを問うたもの。

選択肢として示したのは以下の通り。

1、スギなど花粉発生源を大都市近郊から排除していく。地方より都会から重点的に減らすのが急務である。
2、災害を起こさないよう数十年かけてスギの伐採等を進める。その間は治療で耐える。
3、花粉を飛散さしないよう枝打ちや強度間伐、薬剤や菌の散布を慎重に行う。
4、花粉飛散量の細かな予測を出す。花粉防護グッズの普及や出社せずオンラインで仕事する後押しをする。
5、患者の救済に力点を置く。防護費や医療費の補助を強化し、治療薬や免疫療法の研究に投資を進める。
6、花粉症などアレルギーになりやすい体質を改善にすることに力を入れる。
7、花粉症に特化した対策は諦める。気候変動など地球環境も含めて取り組むべき。
8、その他
9、わからない

まあ、読めばわかるとおり、今の花粉症対策が気に食わないのである(笑)。

実は,先日もABEMAテレビで花粉症対策の議論を行う番組をやるから出てくれと言われて、断ることを知らないわたしは、ホイホイと出演したのだが、なんだか生煮えであった。それは私だけがZoomであり、スタジオでの議論に参加しづらかったこともあるのだが、問題なのは「花粉症対策=スギ伐採」というのが前提になっていることだ。

いうまでもないが、これって発生源対策にすぎない。なぜ、花粉症を抑えるには花粉を発生させないことだけに注力するのか。

たとえばコロナ禍で、COVID-19を抑えるためにコロナウイルスを撲滅させようとはならない。当たり前だ。
交通事故を減らすのに自動車を減らそうとはならない。当たり前だ。

だが、花粉症とか獣害を減らすのには発生源を減らしたがるのである。

その前に予防や防護をすればいいではないか。花粉症を治すクスリの開発と、その供給を確実にすればよい。

政府の花粉症政策にも、飛散予測と治療法の開発は上げられているが、話題になるのはスギ林伐採ばかりのである。スギ林を減らすのに10年以上かかるのなら、その10年で完璧な治療薬を開発するよう頑張ってくれ。

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政策・行政関係」カテゴリの記事

コメント

国民森林会議の今年の提言書も花粉症対策についてでしたね。まだ読んでいる途中ですが、どこまで政府関係者に響いてくれるでしょうか。

やってる感を出すのに必死ですからね。
しかも、結局は都市周辺から。林業に関係のない市民の支持を得たいのでしょう。

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