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森と林業の本

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2024/02/13

金剛峯寺の樹林

快晴の元、高野山を訪れた。ま、高野山の門前町は、単に食事に訪れただけで、目的地はさらに山の奥なのだが。

見つけたごま豆腐屋のランチを食して(ごま豆腐の天ぷらが出た!)、わずかに時間がある。ふらりと金剛峯寺に寄る。ま、内覧をするほどの時間はないのだが、ぶらりと境内を歩く。

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見よ、この空を。いや、本殿の木造建築を。

……本当は木造の具合を見るつもりで、たしかに面白い寺院彫刻があったりと、なかなか興味深かったのだが、より目に止まったのが、寺院前の樹林であった。

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スギはわかる。そしてコウヤマキも。ここまでは高野山だもの、コウヤマキは重要だ。スギ、ヒノキ、コウヤマキ、モミ、ツガ、アカマツを高野六木と呼んで、高野山に植えろ、とした伝説がある。木曾五木のように禁伐ではなく、大切にして寺院修繕用にしたのである。

ただ、その林床に繁るのはシャクナゲであった。当然、植えたものと思うが、高野山はシャクナゲと縁があったのだろうか。金剛峯寺以外でも、多く見かけた。山にも生えているが……。どんな縁起があるのだろうか。

植物から寺院の性質を読み解くと面白いかも。

 

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