コロナ禍対策でスギを使う…
先日訪れた、奈良県の某山村。まあ、知る人が見たらすぐわかるが…(^_^) 。
役場の建物は、鉄筋コンクリートだった。吉野杉に囲まれているのに残念。災害時の司令塔だから頑丈につくらないといけないのはわかるが、せめて外装を木にすればよいのに……と感じてしまった。
役場の中に入ると、このようなものを見た。
役場の窓口に設置された木の囲い。なかなかオシャレな雰囲気である。当然ながら?吉野杉を使っているので、かなり高くついたんじゃないかなあ…と思って見ていたのだが、聞くところによると、「コロナ禍対策予算でつくりました」とのこと。
なるほど、窓口にはアクリル板が張られているよ。たしかにコロナ禍対策だ(笑)。ついでに吉野林業の宣伝も兼ねただけ。圧縮材を使って椅子やテーブルまでつくっている。
ま、まあ、ギリギリ許せるのではないか(^^;)。
ちなみにコロナ予算と呼ばれるものは、令和2年だけで77兆円に達した異次元さ。ワクチンから生活費の支給、飲食店や企業への貸し付けまで多岐にわたる。
ただ村には製材所はない。そのため岐阜の会社と提携したのだそう。それもありかな、と思いつつ、ちょっぴり残念な気持ちになる。
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