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森と林業と田舎の本

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2024/03/18

住宅着工件数からウッドショックを振り返る

林野庁のモクレポ3月号が発表された。

今回、目が止まったのは、住宅着工件数のグラフ。

Photo_20240318212201

細かな点はともかく、2023年は減っている。それでも80万軒もあったのだなあ、と感じたのだが。

2023年の新設住宅着工戸数は、82.0万戸(前年比95.4%)、このうち木造住宅は、45.4万戸(同95.1%)

私が目を止めたのは、やはり21年、22年の着工件数が高いことだ。85万、86万軒に達している。コロナ前は81万だから、あきらかにこの2年が多かった。この時期って、コロナ禍の真っ最中なのだが、家が多く建っていたの?
その傾向はアメリカと同じだった。アメリカの建築ブームは、木材不足に陥りウッドショックを引き起こしたのだが、実は同じことを日本でも起きていたという点に、私は驚いた(^^;)。人が出歩けない中、建築は進んでいたのかあ。

ただ木造の中でも在来軸組工法は、ツーバイフォーやプレハブより落ち幅が大きい。しかも木造率(54.0%)も下がり気味。 ツーバイフォーやプレハブの方がコロナ禍で建てやすい工法だったのか?

ちなみに製材価格の推移のグラフを2月号から引っ張ってくる。

Photo_20240318212801

正角、間柱、合板の3種だが、20年台の低位からグイグイと伸びたのがウッドショック。その後下がり始めるのだが、今も20年の価格より高い。高値安定である。まあ、輸送費などが上がり全体の物価高の影響の面はあるが、以前よりは高く木材は扱われているわけか。

ただ住宅の着工件数は、今後確実に下がり続けるだろう。ぶれはあっても10年後20年後には今以上に落ちる。人口が減り高齢者が増えるのだから。その時こそ、逆ウッドショックが来るように感じる。

 

 

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