無人本屋
東京に来ている。仕事で訪れたのは溜池山王なのだが、2時間以上の熱弁のあと、次の予定に向かうつもりで、地下鉄へ。
時間は余裕があった。30分くらい早い。のんびり行こうと思いつつ地下構内を歩いていると、目に入ったのはこの本屋。
時間潰しにいいかな、と思って入りかけたら、なんと無人本屋であった。
無人の古本屋は奈良にもあって、そこそこ重宝しているが、新刊書店で無人なのは初めて。
よくよく見ればシステムは、私の知っている無人古本屋と同じようだが、まず会員登録しなければならない。
さすがにパスしたが、溜池山王周辺に通勤している人の中には、会員登録して通う常連もいるのだろう。
しかし、新刊書店も人件費を削るビジネスモデルが現れたか。同時に客を絞って一見さんお断りも登場したわけだ。
吉と出るか凶と出るか。同時に客の選別も始まるのかも。欲しい人にしか売らないよ、という戦略だ。
案外、いいかもな。本が好きでなければ、触れることもできない。いや、触れさせない。
同じことを木材でもやってみたい。
« 見慣れぬ“野草”がいっぱい | トップページ | 住宅着工件数からウッドショックを振り返る »
「森林学・モノローグ」カテゴリの記事
- 日本環境法律家連盟とメガソーラー(2024.12.04)
- 見飽きた?ハニワから森を考える(2024.11.29)
- スター・ウォーズに学ぶ甘美な暗黒感情(2024.11.18)
- 古墳の植生遷移(2024.11.17)
- 高知の鰹はどこから来る?(2024.11.10)
3月17日(日)ラジオ深夜便
23時台の〔ないとガイド〕本の国から
書店主・書評家の辻山良雄さん
奈良郡山市の話の中に、山林王と聴こえたような
投稿: 参考 | 2024/03/17 23:29