なぜ花粉症は都会に多いのか
ウェザーニュースで「なぜ、都市部で花粉症にかかっている人の割合が高いのか?」という記事が。
これ、昔から言われているのに、なかなか突き詰めて考える人がいないテーマだと思う。私にとっても、花粉症について語りたくても、医学的な知識はないので印象論になってしまうのに躊躇する際、こうした事象から推理することは可能ではないかと考えてきた。
発生源ばかりに目を向けず、発症する人の体質や環境に目を向けるのだ。実際、都会で発症する人が、スギ林の多い山村に行ったら花粉症が治まったという話はたくさんある。それにスギの人工林の面積が少ない都会のほうが、地方よりも花粉症患者の割合が多いとの調査結果もある。
ならば、都会と田舎の環境の差を考えていけば、ある程度の花粉症発現の要因を絞り込めるのではないか。もちろん、エビデンスはないのだが……。
さて、記事では
都会にはアレルギーを悪化させる物質が多いこと
都会の地面はコンクリートやアスファルトに覆われていて、花粉が吸収されずに風で何度も舞い上がる
ことを指摘している。気象を扱うはずのウェザーニュースの記事であることも面白い。記事は、アレルギー物質について多く取り上げているが、後者も無視できない。
私も、地面の問題である後者をよく指摘している。山村ではスギ花粉自体は多く発生するだろうが、実は空中に滞留している花粉量は低いのではないかという仮説を持っているのだ。スギの雌花から飛び散った花粉の粒は、すぐに空高く舞い上がって遠くに飛んで行くか、あるいは地面に落ちて吸着されるのではないか。そのため山村内の地面近くには、意外と漂う花粉は少ない、ということはないか。残念ながら、ちゃんとした観測結果や研究が見つからないが…。
ただ、この記事で気になる点がある。記事の根幹をなすコメントをしているのが、「ダイキン工業コーポレートコミュニケーション室広報グループの重政周之さん」であるということ。ダイキンて、空気清浄機を製造しているメーカー? そこの広報担当者とは……。
う~ん、説得力がなくなる(^^;)。
この人の指摘を、私は賛同しているのだが、この人が花粉症を研究しているわけでもないだろう。もしかしたら社内に研究部門があるとか、外部に委託研究している、外部の研究成果の論文を読んだ……など、そのネタ元も紹介してほしいなあ。
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