見慣れぬ“野草”がいっぱい
我が家の近くに矢田丘陵があるのだが、その遊歩道を歩いていて、ふと目に止まった草木。
これは……どう見ても園芸品種のコニファーだ。いや、コニファーとは園芸用に品種改良された針葉樹といってよく、種類はゴマンとある。これがそのうちのどれに当たるのかわからない。ただ葉は、ヒノキに近く、裏表がないからコノテガシワみたいな種であった。
種子が飛んできて、勝手に野生化するような種ではない。おそらく誰か植えたのだろう。自宅のコニファーが邪魔になって、でも捨てるに忍びなく山に勝手に移植?
しかし、イカンだろう。外来種だどうだという以前に野山に似合わない。園芸品種は人が世話をしないと育たないとよく言われるが,中には強い種もあるからどうなるかわからない。まあ、こんなきれいな姿を保てるとは言えないが、意外や大きくたくましく育ったりして。その花粉が、周辺のスギやヒノキと交配する? まあ、そんな可能性は超低いだろうな。
引き抜いて我が家に持って帰ろうかな、とも思ったが、すでにひっかり根付いていたので止めといた。
そして、しばらく歩くと、こんな草木を見つけた。
これは名前が全然浮かばない。が、何か日本の野草ぽくない。これも園芸品種に近いのがあったような気がする。周辺に同じ草はなく、一カ所だけで繁茂していた。
さらにササ刈りをした後に生えていたのは、これ。
これは,もうわかる。ミントだ。しかし、ミントもいろいろ種類がありましてえ。スペアミント系かなあ。非常に強くて繁茂するから、脅威でもある。ミント・テロという言葉もあるほどだ。
春の野山は、園芸品種だらけ、ということになるかもしれない。
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