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森と林業と田舎の本

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2024/03/13

木質ペレット製造は、合法なのか

昨年の木材輸入統計を見ていた。

昨年は頭打ちだったようだ。品目別輸入量で見ると、前年比で、丸太が81%、製材が68%、合板が72%、集成材が63%。ただし木質ペレットが132%と急伸している。

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ペレットを輸出しているのは、ベトナムとカナダ、アメリカで大半を占める。そこで思うのだが、これらの国の木質ペレット生産は、本当に合法なのか。

一応、カナダもアメリカも残材や端材、枯れ木を使って製造すると言っているが、その膨大な生産量をそれで賄えるわけはない。実際、現地からは森の木を全部伐採して、それをペレット工場に運搬しているそうである。これでも、合法になるというのは、どんな法律なのか。(ベトナムも同様だろう。情報は持っていないが)

 

おそらく、全森林の成長量に比して、伐採量は小さいから森林破壊ではない、合法だというのだろうけど、そこにも異議がある。

森林成長量の計算方法が相当いい加減だというのだ。また保護区の定義もあやふやにしていると。これで成長量より伐採量が少ないと言えるのは「神がかり的林業」をやっているからだと揶揄されている有様だ。

 

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これは地球・人間環境フォーラムに提供されたカナダの写真だが、見渡す大地が見事に皆伐されている。これもペレット用の伐採だという。

合法なのか違法なのか。これは当国の法律と突き合わせないと答が出づらいが、少なくても森林破壊をしているのは間違いない。

カナダの木質ペレットは、日本だけでなく、イギリスや韓国にも大量に輸入しているという。つまり怪しい自然破壊木材は、世界中を巡っているのだろう。

これはEUDR(EU森林破壊防止デューデリエンス)に抵触しないのだろうか。イギリスはEU加盟国ではなくなったが、準じているはずなのだが。

『盗伐 林業現場からの警鐘』では、こうした海外の違法伐採、違法木材の動向にも触れている。

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