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森と林業の本

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2024/04/03

環境負荷低減の農産物ラベル

今年3月から、このような試みがスタートしていたらしい。

2403011 2403012

こんなラベルが張られている農産物が23品目あって、評価を受けて合格したらこのような3段階のラベルを張るというもの。いわゆる「環境負荷低減の取組の見える化」である。23品目とは、トマト、キュウリ、ミニトマト、なす、ほうれんそう、白ねぎ、たまねぎ、はくさい、ばれいしょ、かんしょ、キャベツ、レタス、だいこん、にんじん、アスパラガス、りんご、みかん、ぶどう、日本なし、もも、いちご、茶

どのような項目を評価するかについては、以下のサイトに評価表示ガイドラインが載っているから見てくれ。結構な分量だが、なかなか面白い。

環境負荷低減の取組の「見える化」の本格運用がスタートします!

化学肥料や農薬などの使用量データを基に、地域特性を踏まえ、 温室効果ガスの削減量を算定。コメについては温室効果ガスに加え、「生物多様性保全」の指標も表示できる。もちろん、難問は一杯会って、こちらを立てればあちらが立たず、の状態でもある。温室効果ガスを減らせば、生物多様性が減るケースも出てくるからだ。

しかし、だねえ。本当に気候変動や生物多様性に関わる環境負荷を行うなら、まずは森林。そして産物としては木材だろうに。農薬はともかく林業機械に始まり、地域に対する伐採本数や林床の扱い方、そして木材加工のあり方まで、山ほどガイドラインは必要だろう。

農家の方が意識高い系かどうかはともかく、とりあえず農業は始めたのだから、次は林業、水産業だと思うな。でも……そんな人材がいるかと思うと……はあ~。林業家や製材業者では、誰もラベルを求めない光景が目に浮かぶ。

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