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森と林業の本

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2024/05/06

「ししおどし」の“しし”とは?

いつもの森林公園の湿地に、こんなミニ・ししおどしが仕掛けられていた。そして水車も。

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全体像は、こんな具合。湿地と言っても、一部干上がっている。

水車はいいとして、ししおどしは、竹に水がたまって跳ねると、コツン、と音がする。これで獣を追い払う仕掛けだ。

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ここで、私が気になったのは、「ししおどし」が獅子おどしと変換されたこと。獅子ではライオンになってしまう。正確には、狛犬などに示される想像上の動物の獅子にライオンを当てはめたのだが。しかし、ここではイノシシのことだろう。そう思っていた。

とりあえず気軽に検索してみた。すると、ししおどしは鹿威し」だとある。つまりシカなのだ。おどしも、脅しではなく威し。

意味としては、農作物に寄る獣を追い払う仕掛けの総称であるが、イノシシよりシカだったのか。たしかにししおどしの音では、イノシシはあまり逃げないように感じる。シカは追い払えるかもしれないが、効果は長続きしないだろう。

昔からイノシシよりシカの方が獣害としてはキツかったのか。

この年になって、ししおどしの真の意味を知ったのであった。

 

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