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森と林業の本

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2024/06/06

我が山で盗伐?それとも……

久しぶりに訪れた生駒山の我が山、タナカ山林。

それでえっ? と目を剥く光景が。

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なんだ、なんだ。木を伐られてしまったのか。しかし所有者の知らぬ間に……これは盗伐か!?

だが、短く刻んで積んであるのもヘンだし、どの木を伐ったのか。

すると道端にあった大木がなくなっている。これを過去に撮った写真から探し出すと。

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これは2年前に電線にかかる木の枝を払いに来た関西電力の請負会社。トラックの上に電線をまたぐような形で大きな枝が伸びている木があるだろう。私も、てっきりこの木を伐ってくれると思ったのだが、「これは電線に触れてない」という理由で保留された。しかし、どう見てもアブナイじゃないか。
実は、私もこの木を処理しようと思ったことがあるのだが、その時はアーボリスト一人しかいず、これを普通に伐ったら電線を切ってしまいかねないし、上手く吊り上げて電線に触らぬように伐採するのは骨であることから止めたもの。それを、なぜ今?

3_20240606171001

この木の根元を見ると、腐って穴が開いていた。なるほど枯れたのか。そして倒れたのかもしれない。そのために処理したのか。
倒れたとすれば、電線にのしかかる可能性があるが、果たして大丈夫だったのか。それとも一度断線していから張り直したのか。

まあ、これなら緊急で切り倒して処理するのが仕方ないが……。所有者に連絡も入れないものなのだね。

 

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生駒山中・身近な自然」カテゴリの記事

コメント

辺材の変色が激しいですね。樹種はコナラっぽいのでナラ枯れ被害木かと思いましたが、変色が激しすぎるので違うかもですね。いずれにせよ、道路に近いので、道路管理者のものかと思われたのかもですね。。。

木はコナラですね。たしかにナラ枯れぽいです。
ただ根元の腐り方が激しいので、ナラ枯れでここまで傷むのかという疑問を持っています。少なくても昨年までは葉をいっぱいつけていたので、ちょっと早すぎる。
もう一度観察してこようかな。

であれば先に傷などから腐れが入り、樹勢が弱ったところをカシナガに穿孔された可能性がありますね。カシナガも基本的には弱った木や新鮮な枯れ木(という言い方は変ですが)を利用するので

宮崎県方面で流行している盗伐が
いよいよ生駒山にも?
盗伐じゃなくてよかったよかった

5月13日(月)文化放送の大竹まことのゴールデンラジオ
盗伐 林業現場からの警鐘
日本だけでなく、海外でも盗伐の話には驚きました
ユーチューブなので、現在も聴取可能
リモートの映像がない、音声のみなのが残念

文化放送はラジオだから、映像はありませんね(^_^) 。
https://www.youtube.com/watch?v=9ReSTlbFPlM

でも、実は出演はZoomで行ったのですが、私の画面の背景は盗伐現場の様子を映しました。若干、その話題も出たのですよ。放送時間内だったかその前だったか。

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