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森と林業の本

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2024/06/29

高粱酒にハマる

最近、高粱酒にハマっている。いわゆる中国の白酒の一種だ。

台湾から帰る際、空港で残っていた台湾元の現金でちょうど買えるものは何か探し、この「玉山高粱酒」を発見したのである。

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ただし、これはアルコール度数58度である。さすがに強烈すぎる。それでも恐る恐る、最初は、ストレートで味見してみた。

すると、意外や優しいのど越し。甘く、ちょっと癖のあるフルーティーな香り。これは美味い。

これまで私はジンを好んできたが、ジンもジュニパーベリーの香りが好きだったからだ。ちょっとほろ苦くもさわやかな香り(ただし、最近のクラフトジンは、なんとか特徴づけようとジュニパーベリーを減らして別のボタニカルを増やしたものが多くてちょっと残念)。だが、高粱酒の香りもいい。しかも、ジンのような焼きつき感がなくて、度数の割に、すっと喉を通る。

もちろん58度をストレートで飲み続けては、その後に世間が回り始める(笑)ので、すぐにチェイサー、水を飲む。あるいは最近は炭酸で割り、コウリャンソーダにしてしまっている。

ともあれ、今の私は、しばらくジンより高粱酒のブームが来ている。この酒をチビリチビリと飲んで、玉山の夢を見るのだよ。富士山より高い山に、最初に登ったのは誰か。阿里山の巨木林を超えて見た景色はいかなるものか。

日本人には、ジンや白酒も、その独特の香りを苦手として好まない人が多い。どうも、安物の酒のイメージを持っているのではないか。しかし、どちらも高級なものはシングルモルトのウイスキーやワインより高い。そして背景にストーリーとヒストリーがあり、今後流行るような気がする。

このところ、森林総研が木材から酒を造ったと発表して売り出し中だ。スギ材からはスギらしい、シラカバ材からはシラカバらしい酒ができます、というわけのわからん説明をしているが、木材をセルロースまで分解してブドウ糖にしてから発酵させるらしい。あまりストーリーとしては面白くない。実際、美味いという声を聞いたことがない。酒造メーカーもその製造法を採用するかどうか。

場末の木材研究者が、酒を買う金がないので、目の前のスギからアルコールを作り出そうと密かに研究を始めて、深夜、雷を引きこんで、森から集めたさまざまな木材を継ぎ接ぎした丸太に電気を通して密造酒を生み出した……とかいうストーリーをでっち上げたらフランケンシュタインのモンスターぽくて、ウケたかもしれないのに。

酒は、味よりもストーリーだ。ロマンで飲むものだよ。ヾ(- -;)

 

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