Y!ニュース「クマ出没に備えるガバメントハンター…」を書いた裏事情
Yahoo!ニュースに「クマ出没に備えるガバメントハンターについて考える」を執筆しました。
もうクマ出没関連の記事は書きつくしたかな、コメント付けもあるし。
そう思っていたのだが、相変わらず出没は続く。実はこの記事は数日前から手がけていたのだが、本日の朝には奈良県の吉野町でクマが駆除された。それもイノシシやシカの駆除に出動したハンターがクマに出くわしたのである。クマは近づいてきて接近したので発砲したという。おそらく持っていたのは散弾銃かハーフライフルで、本来はクマ用ではないものの、近距離だから命中したし、威力を発揮できたのだろう。
実は、奈良県では今もクマは駆除対象外である。かつて紀伊半島のツキノワグマは絶滅寸前と報告されたこともあり、今も駆除しないのだ。しかし、現実は増えているのは間違いない。
ここで驚いたのは、町の「鳥獣被害対策実施隊」のメンバーで、その中には吉野町職員もいたそうで、ようするにガバメントハンターだったのである。
すでにガバメントハンターは現場レベルで広がっているのだろう。
もっとも、調べていけば行くほど、公務員が業務としてハンターになるのは大変。個人でやる気があっても、役場全体の支援がなければ出動できないのだ。だから、この記事は、ガバメントハンターをつくれ、という提言ではなく、つくるにはこんなに大変、首長は覚悟を持って当たれ、という訴えなのである。
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