このスギ、根株はどこにある?
下北山村では、林業遺跡探索もしたのだが、ある川の化河岸で見かけた、世にも不思議なスギ。
かなりの大木。幹は直径80センチ級か。が、気になったのは、その根元を見たときだ。
どういう状況かわかるだろうか。根株、つまりこのスギの根の広がりが地上に出ていた……。もちろん、それでは枯れてしまうから、幹はその下にも伸びていて、地中に入っているのだが。
このスギのあるのは河川の岸辺なので、どうやら水位が上がった際にスギの根元の表土がえぐられたらしい。そして根株が剥き出しになったのではないか。それでもスギは枯れずに改めて根っこを下に伸ばして命脈を保った……。そう理解した。
頑張って生きて、太くなったのだなあ。根株の下も太い幹だが、こちらは根が太ったのだろうか。木目はどうなっているのか。
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