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森と林業の本

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2024/07/16

ローズウッドの箸

海のある奈良県(熊野市)の道の駅で見かけた土産物。

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ローズウッドの箸。なんと。ローズウッド(紫檀)は今や輸入禁止になっているが、それで箸をつくっているのか。

どうやら熊野の工芸作家がつくっているらしい。在庫を抱えているのだろう。ローズウッドは、木工芸品や家具、楽器、フローリングなどに用いるが、ワシントン条約で流通が禁止されている。箸としても最高級品扱いかもしれないが、先日ギターメーカー三木楽器がこっそり輸入して捕まったばかり。

中国では、象牙の箸もあった。韓国では金属の箸が主流だ。日本の塗り箸の場合は、ニューギニアの鉄木などが使われる。硬い素材では、先端を細くできるからつかみやすいというのだろうか。
しかし、硬いことは箸として価値があるのかね。使い心地で言えば、柔らかくてわずかにしなる方が食べる際に食材への当たり方がよいと思う。その点なら、プラスチックの方がマシのような気がする。まあ、スギの割り箸が最高だけどね。

ちなみにスギ1立米から高級割り箸をつくると、立米単価が25万~30万円ぐらいになる。超高付加価値商品だ。

 

 

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