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森と林業の本

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2024/08/17

世界遺産の春日山原始林で涼む

暑い日に野外で一服の清涼感を味わうため、滝をめざそうと思った。すぐに思いつく気持ちよい滝は奈良県内なら吉野郡にあるのだが、さすがに遠い。片道2時間かけるのは辛い。一方で生駒山系にもたくさんあるのだが、あまりにも身近すぎて……。

というわけで選んだのが、春日山原始林の中の滝。春日山原始林は世界遺産の森である。帰省した娘を連れて、出かける。

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鶯ノ滝。ここは、奈良市内、それも都心部から車なら20分くらいの距離にも関わらず、穴場。知る人も少ないのではないか。それでいて、車ですぐ側まで行けるし、滝壺まで下りられる。落差は10メートル程度だが、下りたとたんに涼風が吹く。

これまで私が行った時はいつも無人だったが、さすがにお盆の休みだけに数人はいる(しかも外国人)。それでも、のんびりできた。

もう一つの穴場は、春日山石窟仏。森の中に眠る石窟仏で、平安時代に彫られたと見られるが、素性はよくわかっていない。

国宝になっている臼杵の石仏にも負けぬものと思っているが、こちらも春日山原始林の隠れた見どころの一つ。

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そして巨樹も多い。文字通り直径1メートル以上の木が林立している。

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なかなか見どころが多いのである。そもそも、世界遺産の森でもある。一般には世界遺産の森とは、白神山地や屋久島、知床、それに近年登録された小笠原諸島と奄美・琉球諸島と思われているが、実は第6の森。(ただし、世界自然遺産ではなくて、世界文化遺産扱いだけど。)

何よりそれが、都心から20分の距離であることが有り難い。

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コメント

僕が子供の頃は若草山山頂や鶯の滝に行くバスが走ってたし、休みの日にはどちらの駐車場にも飲食の露店が出る程度には賑わっていた記憶なんですが、いつのまにやら(ハイキングシーズンを除けば)鶯の滝は穴場スポットみたいになっちゃいまいましたねえ

この辺りはふらっと寄れる所なのにとても凄い所(世界遺産)っていうのがほんと奈良らしい気がします

石仏近くの地獄谷新池畔はナラ枯れでしたっけ、その被害が酷くて10年前とは全然違う風景になったのは残念です

春日山一周遊覧バスがあったのは昔ですねえ(^^;)。

一応は都会ぽい県庁周辺の観光エリアからほんのわずかの距離で、こんな世界遺産の原生林地帯に入れるのは奈良ぐらいのものですよ。
地獄谷はナラ枯れですか。奈良枯れしないようにしないと(笑)。

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