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森と林業の本

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2024/08/22

ノウサギは幻の動物?

先日、NHKで特集ドラマ「ダーウィンが行く!?」があった。

「ダーウィンが来た!」は、言わずと知れた動物ドキュメンタリーの長寿番組だが、その裏側をドラマ仕立てにしたものだ。

ドラマとしての出来は……(^^;)だが、ここで気になったのは、テーマが「野生の二ホンノウサギの撮影」であること。そこではノウサギの撮影は極めて難しく、幻の動物扱いだというのだ。なるほど、極めて臆病で夜行性のウサギだけに撮影は難しいだろうなあ、と思うものの、

へ? ノウサギが幻?

という気分。多分林業関係で山に入る人は、そこそこノウサギを目撃しているだろう。

私自身は、皆伐が増えて草原が増加している今は、ノウサギは増えているに違いないと思う。もともと林業の獣害ナンバーワンがノウサギだったのだから。今ではシカに置き換わっているが、ノウサギだって今後は害を増やすに違いない。

だいたい私もノウサギは時折目にしている。糞に足跡、そして本体も。いや、私の家の前にノウサギの糞が落ちていたことだってあるのだ。生駒山には、たくさんいるに違いない。昼間でも見かけるし。

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アスファルトの上に落ちていた糞。

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生駒山中で見かけた糞。

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矢田丘陵で見かけたノウサギ。

アチコチで見ている。そんなに見つからないのかね。

ちなみに番組では、高山に登って、ようやく発見して感動の撮影!ということにしている。生駒に撮影に来なさい(^_^) 。

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今後、ノウサギがシカと並んで獣害のメインになることがありませんように。

 

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コメント

拡大造林の頃に一気に増えて、その後はあまり見なくなったので、こう言われるのかもしれません。また、夜行性で確かに昼間見ることは、こちらの地域ではほぼ無いです。しかし、苗木への被害は増えている気がします。切り口が鋭利なので誤伐と思われていて、被害数報告数は少ないのでしょうけれど。。。

「幻」なのは、あくまで撮影が難しいということなんでしょうね。こんなに目撃例は多いのに(^^;)。

シカだけが増えているのではないと思いますし、今後は造林地で要注意です。

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