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森と林業の本

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2024/09/07

切り株の上の…純林?

不定期に続く「切り株の上の生態系」シリーズ。ようするに樹木の切り株の上に、ほかの植物などが育って、新たな生態系をつくっている様子を見つけては紹介してきたもの。

基本的な思いとしては、樹木は伐られて死んだかもしれないけれど、その切り株の上の平面では、一部の木質が腐って土壌となり、そこに飛んできた草木の種子が育ったり、そこに虫が集まったり……それが自然の面白さだね、というイメージだった。

だが、今日はこんなものを発見。

Photo_20240907172701

切り株の中心部が腐って空洞になったのだろうけど、そこに生えてきたのはササだった、という顛末である。種子が飛んできたのではなく、地面から地下茎を伸ばして空洞にたどり着いたのだろう。こうなると、ほかの植物は生えないだろうね。

いわば純林?(笑)そんな馬鹿な。。。でも、自然界が常に生物多様性の方向に進むわけではなくて、自然故に種数が減るケースも多々ある。そんな生態系を、切り株の上で実演してくれているのだよ。(と思おう。)

場所は、いつも行っている森林公園とは別の森林公園。生駒山にはいくつもあるのだけど、通常は近くて比較的整備されて歩きやすいところに行っているのだけど、今回は途中で「ここにもあるな」と思って変更したところ。
ここも森林公園としては照葉樹落葉樹、湿地帯、貯水池といろいろあってよいのだけど、ちょっと標高差が大きくて登り下りがあるためか、あまり人気はない。一度下ると登らないといけない。しかも人があまり来ないからか、整備も遅れていて、今回は道を歩くだけで顔が蜘蛛の巣にかぶされ悲鳴を上げてしまう。

Photo_20240907173201

この木の間には、でっかい蜘蛛の巣が張っている。気づかずに通ると酷い目にあう。

ともあれ、「危険な厚さ」注意報が出た日ほど出歩いてしまうのであった。

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