「シカの王国」奈良の真実
奈良といえばシカ。大仏よりシカ。自身を持って言えるが、そこで全国でシカの獣害が酷いけど、奈良だけはシカを駆除しないでね、というトンチンカンな声が聴こえてくる。またシカのジビエを食べてよいのか、というご意見を頂戴する。
たしかにナラシカは保護の対象だが、それはいつからか。
そこで平城宮跡のいざない館に行くと、こんな展示がある。
奈良の都で食べられていた食事なのだが、よく注目してほしい。上段右だ。
「シカ肉のしおから」。
これは讃岐からの献上品とあるが、シカ肉を野菜などに付け込んだ発酵食品か。 漬け物のようなものだろう。もともと漬け物は肉が素材だったのである。さらに干し肉もあったようだ。
つまり奈良の都では、よくシカ肉が食べられていた。実は都の周辺で狩りをしていた記録もあるし、奈良の都をつくるために奈良盆地を切り開く過程でも、シカを随分捕らえたようだ。
奈良のシカが神様の使いになったのは、都が建てられて以降の話なのである。
むしろ都が平城京から長岡京、平安京へ移って奈良がガラガラになった頃、平安貴族が南都を訪ねてシカの群が元の都の大通りを走る姿を見て感激したという記述もある。それから神様へとなっていく。
ところでシカ肉のしおから、どんな味だろう。奈良のジビエとして売り出せないだろうか。
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