台湾の農作物と枯れる竹
台湾旅行中に車窓から見えた作物。まずは新幹線の窓から。
これ、サトウキビ? そうか、台湾は糖業だった。もはや過去のものになりつつあるが、かつて砂糖生産で潤ったのだ。ちなみにサトウキビ栽培を提案したのは、土倉龍次郎説がある。実行しなかったけど。
スピードが早いので画面が流れているけど、バナナ畑が見えた。台湾と言えばバナナ! これまた懐かしの産業ぽいが、今でも台湾バナナはフィリピンバナナより高く高品質とされる。
阿里山にバスで登る途中(まだふもと)当たりに、檳榔ヤシの農園がいくつも目に入った。ビンロウの実は、タバコのような嗜好品として東南アジアではよく見かけたが、台湾でも原住民が好むのかもしれない。
いよいよ高山地帯に入ると、茶畑が広がり始めてそれを干している現場も見られた。阿里山のお茶はお土産にもなる高級品だ。
でも、なんだか日本の静岡当たりの風景とダブる(笑)。
紅茶にするのなら暑い土地がよいはずだが、標高1000~2000メートル級の冷涼帯が合っているのは、烏龍茶系統なのだろうか。
そして、この上になるとスギが増えてくる。ただし、気になるのは竹林。
タケが増えてくるのだが、やたら枯れているのだ。今年はタケの花が咲いたのか。
それも全山と行ってよい規模。バスからの撮影なので、じっくり観察できないが、何か不気味。
« 奈良で木育、大はやり? | トップページ | 『図説日本の森林』のテーマ »
「海の向こうの森」カテゴリの記事
- 理想の林業~台湾の公有林がFSC取得(2024.12.27)
- 台湾の農作物と枯れる竹(2024.10.06)
- 阿里山の林業史をたどるギャラリー(2024.10.02)
- 東洋一だった嘉義製材所の目玉は(2024.10.01)
- 阿里山のスギ林(2024.09.30)
コメント