「病理としての盗伐」医療系動画に出演
2週間前なので、告知。
11月14日に、医療系動画チャンネルに出演する。医師にして翻訳家の大脇幸志郎さんの「大脇幸志郎のもっと不健康でいこう」( https://shirasu.io/c/unhealthy )である。
なぜ森林ジャーナリストが医療系動画に出るのか、という疑問は私にもあるが(笑)、タイトルはこんな風。
森林ジャーナリスト田中淳夫に聞く 病理としての盗伐:なぜ日本の林業は安心して木を育てられない世界になってしまったのか
森林=植物=自然=健康的というありがちなイメージは、つねに指摘されるとおり、事実をとらえていません。疑似科学に陥ることなく不健康で多様な生活を確保するためには、より広い視野から「人は森林から何を得ることができ、何を引き換えにするのか」と問うことが必要です。
ゲストの田中淳夫さんは、森林について生態系、産業、近現代史といったさまざまな角度から取材し、多くの著作を書かれています。最新刊の『盗伐 林業現場からの警鐘』は、山を裸にしてしまうほどの大規模かつ組織的な盗伐が近年現れていることに注目し、その背景にある林業の問題を読み解いています。そうして浮かんでくる日本人像こそが、実は医療や健康に関わる多くの問題とも共通した根本的な原因を教えているように思えてなりません。
盗伐を手がかりに林業を、林業を手がかりに人間を考える異色の対談です。
そう、盗伐の話をするのである。拙著『盗伐 林業現場からの警鐘』を読んでいただき呼んでいただけることになった。
画面にある通り、有料(冒頭無料)である(550円)し、放送期日は11月14日(木)の12:00開始(13:30 終了予定)だから、リアルタイムでは見づらいかもしれないが、2025/05/14 23:59 まで公開するとのこと。半年以上ある。
もともと医療系というから、森林療法みたいな話をするの? と思っていたが、真正面から盗伐の話をしたいということである。私自身は、盗伐をする人らは、一種の病理的心理構造を持っているように感じるし、そこから森林の癒しとか木育の効用というちょっと怪しげな分野まで踏み込めるかどうか、と考えている。
木に触れたから、森を歩いたら、自然を好きになるなんて大嘘だ! という話をしたい(⌒ー⌒)。
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