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森と林業の本

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2024/11/02

木の蓋付きのオシャレな商品の正体

スーパーマーケットで商品棚を眺めていると、ふと足元に奇妙なものが。

20241029-131604

丸いが木の蓋で、わりと高級そう。商品名が読めない。下の札には「フルールドセル」とある。一瞬、チーズかと思ったが、こんな冷蔵でもない棚に置くわけない。

周辺には出汁のもと関係の商品と、「伯方の塩」が並ぶ。

なんなんだ、と手に取った。日本語のないパッケージで、どうやらフランス語らしいが……。

20241029-131604_20241101151601

ようやくわかった。これも塩だった。なんでも塩の花と呼ばれる、塩田で、塩水を時間をかけて蒸発させて結晶化させた大粒の塩とのことだ。つまり天日塩。その上部をかき集めたものとある。成分も塩化ナトリウムだけでなく、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど、さまざまなものが混ざる。

ちなみに塩の味とは、成分ではなく結晶の形で決まる。舌触りが変わることで味が「まろやか」だったり「尖って」いたりする。この大粒の結晶は塩味が強いらしい。

ただ……木の蓋といい、オシャレなデザインといい、この価格(870円)にしたのだろうが、売れなかったのだろう。だから「売り尽くし処分」セール(笑)。

とりあえず木箱にすると、中身の価値より高くなる。本当は、この値段よりも高かったのだろう。

 

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