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森と林業の本

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2024/11/06

生駒山麓ノラ古墳巡り

ちょっと散歩に出ることにした。遠くまで行くのではなく、近所を歩いて軽い運動。ただ歩くだけだと、イマイチ面白くないし、知っているところばかりになりかねない。そこで訪ねる先の目標として古墳を巡ることにする。

奈良県は古墳だらけ……と思っている人も多いだろうが、実は……古墳だらけ(^o^)。確認された分だけで2700ほどあるそうだ。ただ生駒山系としては、生駒市内は少なくて、南隣の平群町に多くある。そこで平群まで車で行って、古墳を巡り歩くことにした。グーグルマップには、驚くほど多くの古墳が表示されている。ただし有名なものは、ほとんどない(笑)。まあ、それがいいのだけど。

最初にめざしたのは、四ツ辻古墳。せっせと急な坂道を登ってたどり着いた……はずが、姿が見えない。ちゃんとスマホには「到着しました」と表示されているのだが。

1_20241105164901

周りは雑木林というかブッシュ。仕方ない。その森に分け入った。道はないが、すぐに見つけた。こんもりした丘を回り込むと、ありました。

4_20241105164901

小さいが、ちゃんと玄室がある。しかし、入るのはきつそう。匍匐前身のまま終わってしまう。奥行きは2メートルくらいか。むしろ岩の上に伸びた樹木が気になる。

次にめざした古墳は、完全に周りがコンクリートの擁壁に覆われていて、しかもササなどが生い茂っている。登り口もないのでパスした。その次にめざした古墳は、そもそも山の中。道からでも100メートルくらい離れているらしい。とりあえず森に分け入ったが、まったく痕跡も見つけられなかった。ふう。このまま森の中をさまようのはまずい。そこそこにして引き返した。

ちなみにこの日は暑かった。汗をかくだけでなく、虫も飛ぶ。

もう最後にしようとめざしたのは、柿塚古墳。マップでは道沿いだ。が、またもや見つからない。いや盛り上がった塚はあったのだが、まるごと樹木が茂りブッシュに包まれている。入り口を探そうと、その草木をかき分けて進み、盛り上がった塚を一周する。どこかに玄室の口が開いていると思うのだが……。

1周した最後のところで発見。ああ、反対周りをすればよかったのか。

しかし、入り口が小さすぎる。

1_20241105165201

これを入るのは、かなり大変だろうな、と思いつつもカメラを差し込んで内部を撮影。

4_20241105165601

結構広そうよ(^_^) 。が、今のままの服装で入ったら泥だらけになるだけでなく、多分虫にやられかねない。マダニがいる可能性も高い。(以前、やられた。。。)古墳にもぐりこむのは、もっと寒くなってから。真冬が適切かもしれないね……。

今回は、あくまで散歩なのだから。と言い訳して退散することにした。しかし、平群は古墳がまだまだある。大きなものは、石舞台古墳に匹敵するほどの大きな玄室を持つそうだ。また石棺が残るものもいくつかある。

しかし、ちゃんと保存というか管理しているものは少なくて、まさに放置されている。今回のように入り口もなければ説明版もないところが多い。私は、こうした古墳を「ノラ古墳」と呼んでいる。調査が済んでいるものばかりでもないらしい。

また遺構、じゃなく行こう。散歩として。

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これは平群中央公園内にある西宮古墳。石棺あり。公園の一角だから入る人は多いと思うが、どちらかというと放置状態(^_^) 。

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