見飽きた?ハニワから森を考える
先日、東京に行ったときに空き時間が2,3時間あった。どこか寄るとこはないかと調べたら、国立博物館で「ハニワ展」をしていた。
ただ行く気にならなかったのは、東京でハニワを見るのはねえ~と感じたから。だって、地元でハニワ見飽きるほど見ているもの。
実は昨日行ったのは明日香村だけではなく、天理の「なら歴史芸術文化村」。ここは文化財の修復現場を見学できるという希有な施設で,それ自体が面白いのだが、現在はそれとは別に「和邇地域の古墳と和邇氏」に関する展示も行っていた。和邇はワニと読む、奈良の北東部(現天理市辺り)地域で、そこに一時は大和王権と張り合っていた和邇氏の古墳発掘物、修復物を展示していたのだ。このワニ氏は、古代の林業・木材産業を一手に引き受けた一族らしく、その点でも面白いのだが……。
それが、まあ、ハニワだらけ(^^;)。
ほとんど触れる状態で展示している。触っちゃいけないけど。見どころはいっぱいだが、家形埴輪も多く、その中には間取りを説明しているものも。ちゃんと玄関の形を描き、さらに中にはミニチュア土器が並んで生活を営んでいた様子を再現している。
かなり興奮する代物であった。(もう一つ、木材関係の資料もいただいて、これがなかなか……興奮、コーフン、古墳(笑)
ちなみに、奈良県内には歴史系の資料館はたくさんある。明日香村も多いが、全域に古墳や土器、埴輪を展示しているところは10ぐらいあるのではないか。
これは橿原考古学研究所部族博物館で、巨大円筒から動物、人物など、もうハニワのオンパレード。県内で出土したものばかりではなく、これら国宝級なのは、天理参考館にある。多分、東京にも貸し出しているのではないか。
奈良県内だけでなく、県境を超えた大阪にもあるし。
思えば、ハニワとは、ほぼ土をこねて焼いたもの。焼成するには莫大な燃料が必要で、樹木を伐って燃やせる森林資源が必要だった。都には宮殿など建造物だけでなく、人口が多いゆえの煮炊き・暖房の燃料も求められる。森林がないと維持できなかったのである。
ハニワが破壊した森林……なんてテーマの研究はないかなあ。
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