不入の森、不入の神社、最凶スポット
生駒市内を散歩していると(いつも森の中ばかりを彷徨しているわけではなく、フツーに町の中も歩くのだ)、ときに不思議なところを見かける。
遠目に木々が繁った森があるので近づくのだが、どうしても森には入れない・接触できないことがあるのだ。ぐるぐると森の周りを歩くと、森の全周囲を住宅などに囲まれていて、浸入を拒否している。不入の森だ。
不入の森と言えば宗教や伝説などで入ると祟りがある……などの理由で成立するように思うが、もっと物理的に入れない森。
同じく遠目に神社ぽい祠が見える、そこに登る石段まで見えるのに、その神社に行ってみようとすると、どうにも入り口が見つからない。たまたまいた人に聞くと、登り口はないという。多分、昔は地元の社だったのだろうが、周辺の土地が売られて住宅地になってしまったらしい。
財産家の中には、自身で宗教施設(祠、神社など)を建てる人がいる。ただ個人所有の土地に建てたものの亡くなり、後に財産を失う、あるいは相続した人も地元にはいなくなってしまったのだろう。
生駒は宗教団体が日本一多い、日本一神様の多い山と言われているのだが、わりと新興宗教が乱立している(笑)。だが、一代限りで教祖様がいなくなれば組織は維持しづらく、消えていく。その際に教団が所有していた土地や施設は放置されやすい。たいていが宗教法人格は取得していないので、そのまま所有者不明土地扱いになるのだろう。
なかには、宗教施設自体は近づけるというか、入ろうと思えば入れるが、長年の歳月で風化崩壊して、何か怪しい土地となっているところもある。一部では最凶の心霊スポット扱いされているところもあった。
ここは、かつて超強力な霊力を持つ女呪術師が開いた神社。一時は教徒数千人、政財界の人も入信していたと言われるが、後継者がいずに、死後は消えてしまった。
不入の森以上に迫力ある。
こんなスポットばかり回るツアーしませんか(^^;)\(-_-メ;)。
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オモロい!
投稿: 山のオヤジ | 2024/12/27 23:50