害獣より家畜
毎回、普段は行かないところを散歩することを心がけている。すると、何かと発見がある。
今回見つけたのは、こちら。
ヤギ(^o^)。ヤギを飼っているところは、最近増えてきたように思う。しかし、里山の農地に草を食んでいる姿はなかなか愛くるしい。
野生動物はイノシシにタヌキ、キツネ、アライグマ、イタチ……と数多いが、飼育系も多いのだ。
生駒は、なかなか不思議な動物がいるところで、乗馬系のウマや養豚場のブタもいる。警察犬などの訓練施設もある。そこにヤギにヒツジのほかニホンザルやエミューまでいる。サルも首輪をしてつながれていたし、ペットホテルかのような施設もある。なお家畜という点では、ミツバチも家畜扱いだ。
森の中でエミューを見つけたときはビックリしたな。なんでオーストリアの走る鳥がいるのか。何か柵があると思って覗き込むとエミューが何羽かうろついているのだもの。誰が飼っているのか? 残念ながら周辺に人影はない。人影どころか人家さえないし、登山道ぽい道しかないから車も入れないところなのだ。餌などは通いで与えているか。
その写真は公開を控えたい(^^;)ので、先日の東京科学博物館の「鳥展」で見たエミューの剥製。
思えば、野生動物の獣害が問題になっているが、家畜を飼えばいいのではないか。害獣の餌を先に食べてもらうほか、先に動物がいると野生動物は近づきにくくなる。本当はウシやウマなど大型動物がよいが、ヤギでも効果があると聞く。
イヌの放し飼いも獣害対策に効くというのだが、イヌの放し飼い自体が禁止されているから、ヤギやヒツジを放し飼いにする(笑)。ダチョウもいいかもしれない。
もともと人里とは、動物が多いところだった。いや動物の多いところに人は住みついて待ちをつくった。そして人が住む場所は、動物にとっても住みやすい。シカは森ばかりよりも、適度に切り開いた土地の方が好きだ。下手な野生地より人里の方が動物は住みやすいのである。1820年代のニューヨークには2万頭のブタと13万頭のウマがいたそうだ。
日本でも江戸の町は動物にあふれていたことを幕末に訪日した外国人の記録にある。
それを一時期は駆逐したが、最近またもどってきたのが、現在の獣害なのかもしれない。
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