生駒の居酒屋の階段
昨秋より、生駒駅周辺に新たな居酒屋が何軒もオープンした。
消える店も多いが、開店も相次ぐのである。これは確認しなければなりませんねえ……と、回り始めた。何を義務にしてるんだ。
そして訪れた一つが、「ニウリヤ」というのだが、駅前なのに路地奥でちょっと見、本当に店があるのかどうかわからない場所。わずかに提灯が立つのだが……。
そこに店名は小さく、大きく書かれているのは「汁」とか「おばんざい」の文字。食事の店?
まあ、居酒屋なんだろうと思って訪問。扉を開けると、客席は二階だった。
居酒屋だった(笑)。カウンターと僅かなテーブル席である。古民家風で天井には梁が剥き出し。わりと木を強調した造りだ。若い女性二人で切り盛りしているよう。
ここで料理や酒については割愛するが、おばんざい(京の惣菜)だけでなく、わりとエスニックな料理も出るよ。汁というのは、味噌汁と粕汁。でも、ご飯はあるのかないのか。
まあ、いい。それよりもだ、いっときを楽しみ、御勘定を済ませて階段を下りようとして気づいた。この階段はなんだ??
写真からわかるだろうか。ステップごとに木が違う。ざっと見て、ケヤキやトチ、ヒノキ、スギなどが目に入るが、かなり大きい1枚板。1辺が1m近い部材もある。これって……普通に揃えるのは大変だろう。どこかの社寺建築の余りものでも回してもらって使ったの?
女将?に聞くと、オーナーか大工のこだわりらしいのだが……。次は木材の樹種に詳しい人を連れて行こう(笑)。
たまに、こういう店を見つけると楽しめる。まあ、料理よりも階段の木にこだわる客というのは、店側としては喜ばしいのかどうかわからないけれど。
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