木製橋梁は増やせないのか
大阪ミナミの道頓堀川にかかっていた橋。
江戸時代の姿を再現したらしく、なかなか風情があると思うが、歩いているのは外国人ばかりになっている(^o^)
ちなみに完全な木製というわけではなく、従来の鉄骨らしい橋の両側に木製部分をくっつけた構造。
思えば木材の用途として橋梁は忘れ去られているが、戦前は橋と言えば木製だったし、大径木材の使い道として船と橋梁は欠かせない存在だったはず。現在、大径木化した国産材が持て余し気味だが、こうした使い道をもっと増やせないか。
スギは大径木でも強度が不安……と思われるが、なに、この太左衛門橋のように鉄骨で補強したらいいのである。
無理して強度を上げるのではなく、ちょっと鉄骨に支えてもらえばよいのである。そして見た目は木造にすれば風情は増す。外国人を喜ばせる木の使い方ではなかろうか。
ちなみに道頓堀筋、戎橋通りで見かけたお店。
なぜか店の中に鳥居があるのだ。実は、ほかの店でも、大小の鳥居を見かけた。
まあ、触ってみると本物の木ではなかったが、こういう景色を外国人が喜ぶのなら、本物の木を使ってもらおうよ。
おまけ。法善寺横丁の水掛け地蔵尊。この苔を見よ。(多分)石造だろうが、表面に苔を育てたら植物化できるではないか。
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