木材輸出に関する林野庁の政策
林野庁ホームページにあった「木材輸出に関する情報」の最新版木材輸出をめぐる状況(2024年11月)に目を通した。
木材関係の輸出額の推移がグラフになっているが、2023年が621億円。目標として25年に718億円、50年に1660億円としている。まあ,これぐらいの目標はいい。ただ現在までの品目内訳を見ると、圧倒的に多いのが、丸太。次が合板。(その他には何が入っているのか……)
しかし、丸太も合板も原料価格は安い。あまり利益率は高くならないだろう。もっとも利益の出るはずの製材は低いのである。
そこで、製材の輸出促進にどんな政策を掲げているか。
中国や韓国には、木造軸組構法の普及を掲げている。これって、日本式の建築方法を教えて、日本の製材を買ってもらうということ?
アメリカには枠組壁工法用の製材のマーケティング……。アメリカに日本的家屋は無理と考えたのか。
かつて、アメリカが日本に木材を売ろうとしてツーバイフォー工法を普及させようとしたが、日本はほとんど受け付けなかった。それを真似て、中国に日本式を教えても受け付けないんじゃない?
もっとも多い中国の動向はこんな具合。
大半が丸太(笑)。製材は自国内で行うのだろう。より利益率の高い二次加工品である木工品、食器、家具、内装品、建具を増やすことを考えた方がいいのではないか。
ちなみに私の一押しの木製家具だが、輸出先は中国、台湾が多い。香港も加えると、半分近くになる。ここをもっと伸ばすことを考えてほしいものだ。すでに輸出額の1割強を占めるのだから。
何が欠けているのか。小さな木材輸出という分野から日本の産業の動向を眺めてみるのも悪くない。
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