ご神木?の正体
昨日、大阪の街を歩いていて高津宮(高津神社)を通り掛かった。ちょっと参拝。
仁徳天皇を主神とする由緒があるが、今はむしろ多くの上方芸能人が参っていることで知られているかもしれない。
そこで見かけた不思議な木。
もともとは、ご神木だったのだろうか。「いのちの木」と小さく書かれているだけだ。
しかし……この断面はなんだ。立っている時はどういう状態だったのだろう。中に樹皮が巻き込んでいるので、雷でも落ちて傷ついていたけど、傷を修復して蘇ったのかもしれない。だから「いのちの木」?
そういや、戦中のB29の空襲でも、周囲は焼け野原になったが、この高津宮だけは焼けなかったという。また江戸時代から幾度もの火事を乗り切ったそうである。その時代の龍の彫刻もあった。
この木の全体像を見たのだが……野ざらしだからか、腐朽が進んでいる。かなり傷んでいるのでわかりにくいが、樹種はなんだろうか。
近くの案内板には、このようにある。
「この長い桟橋は奈良県天川村から運ばれた材木で作られています
土と木で作られた舟は「とこしえの舟」と名付けられ
その上に浮かぶ古木は秋田県鳥海山の地中から見つかった2万年前の神代杉です
高津宮の新しい秋祭にあたり 2万年の時空を旅して この舟の上にすえられました
舟のうしろには樹齢400年のケヤキの大きな命のかたまりが
「とこしえの舟」を今日から始まる永遠の未来に押し出そうとしています」
いのちの木のことを示しているのなら、秋田県の神代杉か、ケヤキになるが。
わかりにくいよ(-_-;)。
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もしかすると、木の断面が「命」に見えるから、いのちの木ではないでしょうか?
しらんけど(笑)
投稿: Lago | 2025/03/22 12:38
なるほど! その視点はなかった(笑)。
よ~く見れば、断面が命という文字に見えなくもないこともないも、ない……。
案外、正解かもよ。
投稿: 田中淳夫 | 2025/03/22 17:09