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2025/04/14

Wedge ONLINEに「道路の横で街路樹が泣いている」を書いた裏事情

Wedge ONLINEに「〈道路の横で街路樹が泣いている〉根も張れない劣悪な成育環境 動物福祉もいいが、植物福祉の考え方も検討を」を執筆しました。

なんだかYahoo!ニュースの「桜危機」の記事と1日違いで内容もかぶっているように見えるが、こちらは随分前に書いた記事が今日アップされたのである。ただ街路樹には桜も多いし、だいたいどちらも人が鑑賞用?に植えた木という点では共通点がある。

実は街路樹に、私は大いなる関心を持っている。その現状に危機感もあれば、問題意識も強くある。森林ジャーナリストを名乗るだけに、林業ばかりと思われると困るのである(笑)。

どちらも人間が植えることの多い木であり、目的も景観が関わって似通っている。木と人間の関係を探るのにモデルとなりうると思っているのだ。ただ、最近は街路樹を観察すると、悲しくなるような姿が多い。

ボタニカルウェルフェア(植物福祉)とは、私のつくった言葉だけど、広がらないかなあ。

 

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コメント

街路樹は単なる邪魔者になりつつあります。落ち葉公害に悩む地域住民からの苦情、大型車への衝突や標識や信号が見えなくなる交通障害もあって、無惨なまでに刈り込まれます。街路樹の必要性が問われていると思います。道路を作るときは街路樹もセットになるという常識を問い直すときでしょう。地方都市の郊外の道路は山や田畑が周囲にあふれていて、木陰を求める歩行者も皆無です。街路樹の維持管理コストも考えると、税金の無駄としか言えません。老木が倒れて歩行者に危害を与えると行政の責任になるので、予防的に伐採される事例が増えています。住民、行政、納税者にとって街路樹はお荷物になっています。

木陰を求めるというのは嘘っぽいですね。真夏は、そんなに歩いていないし、木陰なんかわずかで効果がない。ただ緑被率を上げれば気温を下げるというけれど。
もっとメリハリつけて、必要なところは幅5メートルぐらいの植樹桝をつくってほしい。植えるのも中低木にしておけば、管理費も少なくて済むでしょう。

木陰を求めるのが本当であっても、かつて一里塚に植えられたエノキのような恩恵はもうありませんね…田舎の農道でもなければコンビニやカフェに入る時代なので…街路樹に巨木になるものを植えて刈り込むのは現実に合わなくなってきていますね…最近は大きならないハナミズキをよく見ますが、落葉は相変わらず問題に

東京の街路樹はハナミズキがもっとも多いと聞きますが、あれは外来樹木ですからね。反対するほどではないけど、いい選択とも言えない。

もともと街路樹は並木からスタートしたのですが、道路標識的な目的があったそうです。景観や木陰づくりなどは後付けの理由でしょう。

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