太っ腹?イオンの木育広場
以前も本ブログで触れたが、各地に木育施設が誕生している話の中で、イオンモール四條畷に木育広場をつくるらしいと紹介した。
木育流行り
このほど訪れたら完成オープンしていた。
見たところ、使われているのはスギ材。だが驚いたのは、その広さだ。一階のかなり広いスペースで展開されていた。ここにテナント入れたら5つぐらい入りそう。なかなかオシャレなつくりで、その気になれば100人ぐらい子供たちを遊ばせられるのではないか。
そして、無料なのである。正式名称は「なわてmokumokuひろば」。
何もテナントが抜けて空きスペースに臨時につくった代物ではない。そこそこ金もかけたのだろう。それを無料で親子は好き放題入って遊べる一応対象年齢は10歳までとあったので、私は遠慮した(^^;)。誰かの親のふりをするのも憚られたので。
なぜ、このような施設を設けたのか。テナントを入れなくてもよいという経営判断はいかなるものか。子供が無料で遊べる場所を提供することで、親子連れがわんさか来て、モール内で買い物をすればお金が落ちる……普通に考えられるのは、そうした想定だろうが、それだけで、こんな広い場所を提供できるのか?
もともと、モール内には各所に子供向きのコーナーはある。ゲームコーナーもあれば、フードコート内に「コモレビキッズ」や「なわてキッズパーク」、さらに通路などを利用した子供の遊び場、ベビールーム、キッズトイレ……。少なくなった子供だけに子供に甘い、いや熱心な親が増えて、彼らはチョイ富裕層で、彼らを引き込むことが経営にプラスとなるのか。
いずれも木材が目立つ造りだ。木育施設は集客施設……そんな効果があるのかどうか私には判断しかねるが、木育あなどるなかれ、である。
これをいつまで続くか楽しみに観察しよう。半年後に撤去されてしまうことのないように(^^;)。
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私は、ある施設でボランティアそしていたとき、来場者に材木についても説明してはと考え、木材に関する一般書籍20冊程に目を通しました。森林のもつ役割や樹木の種類・用途などについてのものは多数あります。一方、樹木を伐り、各種の材に挽き、加工整形し、建物や家具などに組み上げる。その過程に現れる木材の様々な性質やそれへの対応について系統だてた記述を見ることはできませんでした(専門書については知りません)。国産材の利用促進、木育、木製品のDI Y、木造高層建築物などを聞きますが、私が接するなかでは、木材についての知識が伝わっていないをことを強く感じています。木材の利用への理解を深めるうえでの基礎であると考えていますが。
私は全くの素人で、本やインターネットをもとに、樹木の構造、材木としての性質について簡単なものをまとめています。そこから、専門家による、樹木の植物学的解説、そこから生じる木材の性質、その性質を生かした木材から製品化に至る間の木の扱いについて、丁寧に記述した一般書が、樹木、木材、木製品、建物、木育、DIYなどを観察、鑑賞、体験し、伝えていくためにいま必要であろうと考えておます。
投稿: 坪田正行 | 2025/10/31 13:40