秋篠川にヘアリーベッチ
奈良の秋篠川沿いを散歩した。秋篠と言えば皇室にも秋篠宮が設けられたような由緒ある地名なのだが、そこに流れる小川。
そこの岸辺で目立ったのは、こちら。
やたら咲き誇っているのが、この紫の花である。もはや一目見てわかるほど、身近になった。
ヘアリーベッチだ。もちろん外来種。雑草対策だとか、ハチミツ採れるとか、なかなか有用な植物ということで持ち込まれたのはいいが、すでに管理から離れて野放図に増え続けている。大和川の両側を覆うほどだが、そこから遡って、とうとう秋篠川の上流まで広がってきたか。
三面コンクリート張りの河川でも、土砂のたまったところに繁茂する。ちなみにヘアリーベッチに押し退けられるようになりつつ繁茂しているのは、多分セイヨウカラシナだろう。菜の花の一つである。それが実っているのだから、種子から油でも取れそうだが……。
もちろん外来種。どんどん外来種が繁茂する川になってしまった。
ついでにこちらも繁殖していた。
亀がやたら多いのだ。が、よく見れば……アカミミガメ。いわゆるミドリガメの成れの果て。大繁殖している模様。もちろん外来種。
そう、外来種づくめの生態系であった。
いっそ、ヘアリーベッチのハチミツに、セイヨウカラシナから絞ったピリリと辛い油を使ったアカミミガメの料理を売り物にできないかねえ。
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